「在宅勤務でゆるく働けると思ってたけど、むしろ辛い」と思った方は多いのではないでしょうか。
私は新卒で入った会社で、初日から約2年間、フルリモートで働いていました。
当時の経験から、HSPにとって、在宅勤務(リモートワーク)はデメリットが多いと感じます。
この記事では、HSPが在宅勤務で辛くなる理由と対処方を書いていこうと思います。
【実体験】HSPが感じる在宅勤務のデメリット
感受性が豊かで敏感なHSPにとって、一見メリットが多そうな在宅勤務。
私にとっても憧れだった在宅勤務でしたが、実際に経験してみると、デメリットの大きさに気がつきました。
- 相手の感情が分かりづらい
- 成果主義になりがち
- 存在感を出せずに孤独感を感じる
相手の感情が分かりづらい
在宅勤務の場合、テキストコミュニケーションが中心になるため、相手の感情を読み取ることが難しくなります。
以下のような経験はありませんか?
「なんだかチャットの文面が冷たい気がする」
「なかなか返信が返ってこない…変なこと言っちゃたかな」
「あの人から嫌われているんじゃないか」
敏感なHSPは、どんどんネガティブな方向へ考えてしまったり、勝手に落ち込んだりしてしまいがちだと思います。
成果主義になりがち
在宅勤務では、仕事の途中経過が見えづらくなるため、成果がより重要視されるようになります。
というより、「成果」や「取り組んだこと」でしか仕事内容の判断ができません。
このような風潮が進むと、仕事への思いや感情が豊かなHSPにとって、仕事が辛くなる原因となります。
さらに、無意識に他人と比較するシーンも増えます。
「あの人はすごく仕事が早い」
「自分は能力が低いんだ」
と、落ち込むことが増えるようになるのです。
私は当時エンジニアをやっていたのですが、毎日劣等感で押しつぶされそうになっていました。
実際に会ったり、オンラインで話している時はなんともないのですが、テキストコミュニケーションが続くとどうしても落ち込んでしまいます。
存在感を出すのが難しい
倉貫義人さんの著書「リモートチームでうまくいく」によると、在宅ワークで心地良く働くためには、「存在感」がカギになるそうです。
そして、存在感を出すためには、「グループチャットで発言する」ことが必要だと書かれています。
発言しなければ、存在感がなくなり、疎外感を感じるようになります。
あなたはグループチャットで日々発言してますか?
HSPの方は、気を遣ってなかなか発言ができていないのではないでしょうか。
はい、私ですね。
HSPが少しでも快適に在宅勤務で働くには?
私がたどり着いた結論は、「相手はよかれと思って発言している」と考えるクセをつけることです。
相手の感情が分かりづらい在宅勤務において、全てを察することはHSPの感受性をもってしても不可能。
であれば、性善説として、相手は善意で動いている、と常に考えるようにします。
例えば、「文面が冷たい=攻撃している」という訳ではありませんし、返事が遅い場合は他の仕事をしていたり、返事のための準備や提案を考えてくれているのかもしれません。
また、意見を否定されたような気持ちになったとしても、私たちが失敗しないように助言しようとしてくれている可能性を考えます。
私はこの考え方を徹底することで、自分から発言をすることも徐々に出来るようになりました。
まとめ:リモートワークで成果を出す考え方を学ぶ
在宅勤務では、結局、成果を出せていることが一番重要な気がします。
そのために何が出来るか、どうすればいいか、を考えることで、HSPとしての特性が活かせるはず。
そこで、さらに学びたい方は「GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた」という本をおすすめします。
ドキュメントの活用方法や世界最大のリモート組織であるGitlab社が実践しているコミュニケーションの原則などが盛り込まれています。
私自身、何度も読んでいる良書です。ぜひ読んでみてください!