「在宅勤務って思ったよりもしんどい」と感じているHSPの方は多いのではないでしょうか。
私は新卒で入社した会社でいきなりフルリモートワークを経験し、結論から言うとかなり疲弊しました。
当時の経験や感じたことをお伝えしていきますので、悩んでいる方は参考になれば幸いです。
憧れだった在宅ワーク
新型コロナウィルスの流行によって、運良く在宅ワークをすることになりました。
自宅での仕事に憧れていたのでシンプルに嬉しかったです。
通勤ストレスは全くないですし、お昼休みに家事ができますし、退勤後はすぐに自分の時間が訪れます。
作業中は好きなBGMを流していますし、小腹が空いたらお菓子をつまんでいます。
本当に最高の働き方だと思います。
ただ、いいことばかりではありませんでした。
途中経過が見えにくいので成果主義が加速する
在宅ワークになると、「がんばっている姿」が全く見えません。
したがって、成果主義が加速します。
これは、HSPが苦手とする分野ですね。
もちろん、分からないことがあればチャットやZOOMなどでコミュニケーションをとります。
しかし、最終的には与えられたタスクが完了しているかどうか、を報告することが大半です。
私はエンジニアという技術職です。
在宅ワークをしていると、タスクを通して能力差がはっきり現れます。
自分よりも若い社員がどんどんタスクを完了しているのを見るのは本当に辛いです。
HSPは自尊心が低い場合が多く、他人から嫌われることをひどく恐れているため、
「自分の勉強が足りないからだ」
「全然会社の約に立てていない」
といった感情になりやすいと思います。
私もそうで、今週全然タスクできてないな…と落ち込む日々が続いています。
存在感を出すのが難しい
中田敦彦のYouTube大学でリモートワークの書籍が紹介されていました。
この動画でも言及されているのですが、在宅ワークで心地良く働くには存在感が重要だそうです。
社内でチャットツールを使用している方が多いと思います。
グループチャットで発言してますか?
倉貫義人さんのリモートチームでうまくいくでは、発言しないと存在感がなくなり疎外感を感じると書かれています。
本当にその通りでした。
HSPである私は大人数での会話もそうですが、雑談やグループチャットでの発言が苦手です。
すると、
「あの人はこれに詳しいんだ」
「あの人はこれが好きなんだ」
といった具合でどんどん自己開示が進みますし、存在感があります。
だまっていると、どんどん疎外感が大きくなっていきます。
最近はちょっとした雑談や細かい作業経過などをなるべく発言するように心がけています。
まとめ:チームか個人か
この半年で気づいたことは、チームでのリモートワークと個人でのリモートワークは完全に別物であるということです。
一般的な在宅ワークのイメージはフリーランスの働き方だと感じます。
チームでの在宅ワークは、雑談や疎外感の解消・教育など課題がたくさんあります。
組織に属してお給料をもらっている以上、事業への貢献でしか信頼を積み上げることはできません。
自分がHSPであることを自覚して、ちょっとずつ工夫して働いていかないとチームでの在宅ワークは疲れてしまうと感じました。