休職を検討されている方、 すでに勇気を振り絞って休職を決意した方、今とても苦しい状況だと思います。
「診断書は出たけど休職するかどうか迷う」
「せっかく休職したのに気が楽にならない」
HSPである私も、仕事のストレスによって適応障害となり1ヶ月休職。
休む前も、休んでいる間も、ものすごく苦しかった記憶があります。
しかし、休職中にコーヒーを飲みながらあれこれ考えている内に「意外となんとかなるな」と思えるようになったのです。
この記事では、仕事に悩むHSPにどうしても伝えたい3つの事実を共有しようと思います。
HSPの気が楽になる3つの事実
私が休職中に気が付いたことは、以下の3点です。
- あなたがいなくても会社はまわる
- あなたの居場所はある
- あなたの気遣いに、みんな気が付いている
あなたがいなくても会社はまわる
休職して1週間ほど経ったころ、ふと社用スマートフォンを見ると、チャットツールの未読通知が300件以上。
「うわぁ…」とげんなりした一方で、チャットのやりとりを見てみると、自分がいなくても現場がまわっていることに気が付きます。
私は当時、大規模なプロジェクトのリーダー(いわゆる、プロジェクトマネージャー)でした。
管理職でもないのに、「自分がいないとメンバーに迷惑をかけてしまう」とずっと抱え込んでいました。
診断書が出てからもフラフラで働いていたのですが、いざ休んでみると拍子抜けです。
ある程度上司に引き継ぎをしてから休みに入ったのですが、仮にそんなことができるような状況でなくとも、あなたの上司はこの状況をどうにかするしかないのです。
あなたが、管理職ではなくメンバーであるなら、なおさらです。
プロジェクトや業務に最後の最後責任を持つのは、管理職の仕事。
私は、この気付きから「復職したら、必要以上の責任感は捨てよう」と決めました。
あなたの居場所はある
「あなたがいなくても会社はまわる」
そう言われると、繊細なあなたは
「自分なんていなくてもいいんじゃないか」
「復職後、やることがないかもしれない」
と考えてしまうかもしれません。
大丈夫です、仕事も居場所もあります。
あなたがいない間は、あなたがいない状態に対応したチーム体制になるし、あなたが帰ってきたらそれに応じて体制が変化します。
組織(特に日本の組織)とはそういうものです。
むしろ、休職を通して業務がリセットされた状態とも言えます。
キャパを超えないように、業務範囲や業務量を調整するチャンスだと思いましょう。
あなたの気遣いに、みんな気が付いている
HSPは、繊細が故に異様に気配りができますし、責任感が強い傾向にあります。
そして、意外にもあなたのその気質やがんばっている姿に、周囲の人間は気が付いています。
私はメンバーに恵まれており、休職の連絡をした際に本当に温かい励ましの言葉をいただいたのですが、その内容が本当にドンピシャというか、的を得ていたんです。
見抜かれていたというか、なんとも複雑な気分でしたが(笑)
つまり、HSPの気遣いや責任感というのは、他社から見れば地味なんてものではなく、とても印象的なのです。
今後適応障害を再発しないためにも、過度ながんばりは厳禁ですが、「自分の気質を信じてがんばればいいんだ」と気付かされた瞬間でした。
大丈夫、勇気を出して休む決断をしよう
どうでしょうか、少しは気が楽になりましたか?
ここまで述べたことを一言でまとめると、
「あなたが会社を休んでもなにも問題はないし、性格はそのままでいい」
ということです。
もちろん、また同じように病んでしまわないように「物事に対する考え方や行動」を変えることは必要です。
自分が抱えるべきでない責任を逃がしたり、人との距離感を見直したり、なにか衝突があったのであればやり方や言葉遣いを変えてみたり。
しかし、適応障害やうつ病になってしまったら、休まなければいけません。
休んでも、なんとかなります。
苦しくなったら、3つの事実を思い出してみてください。
まとめ
診断書が出たら、すぐに休職をしましょう。
なぜなら、
- あなたがいなくても会社はまわる
- あなたの居場所はある
- あなたの気遣いに、みんな気が付いている
からです。
休職中も、この3つを忘れないでください。